最近では、マンションやリゾート施設などの名前にも
「エコビレッジ」という言葉が使われたりしていますが、
そもそも「エコビレッジ」の定義とは何なのでしょうか。
エコビレッジ・ジャパンによると、
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エコビレッジとは、「お互いが支え合う社会づくり」と「環境に負荷の少ない暮らし方」を追い求める人々が作るコミュニティのことです。
お互いが助けあうという社会構造が徐々に崩壊し、地球の急激な環境悪化を食い止めようということへの参加意識が、エコビレッジへの原動力となっています。人々がもう一度地球につながり、無限の未来を信じられる健康で幸せなライフスタイルを確保できるコミュニティの中で生きることができるように、エコビレッジは今や意識的に世界中で創られています。
1998年に、エコビレッジは国連の選ぶ持続可能なライフスタイルのすばらしいモデルとして 「100 listing of Best Practice」(最もよい実践例の100のリスト)のひとつに初めて正式に名前が挙げられました。
<エコビレッジの特徴>
● 環境に優しい建築
● 自然エネルギーの利用
● 雨水や排水の循環再生で水を循環利用
● 地域通貨やコーポラティブ組合組織で、支え合う地域経済を実践
<主なエコビレッジ>
クリスタルウォーターズ(豪州)、ダマヌール(伊)、フィンドホーン(英国)、オーロビル (インド)、イサカ(米国)、スリランカ、その他、世界中で15,000ヶ所あるといわれています。
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と、あります。とてもわかりやすいですね。
私もあこがれるライフスタイルです。
「エコ」という言葉が付けば人が集まり、物が売れるという最近の風潮は、
地球環境に対して人々の意識が高まりつつあり喜ばしいことなのかもしれませんが、
中には、ただ利益追及を目的に「エコ」が利用されていることもあります。
本当の意味で「エコ」の意識が高まり、
上に引用したような本当の意味での「エコビレッジ」が少しずつでも増えていけば、
地球や人類の未来は明るいはずです。
すべてがエコビレッジの定義に当てはまっているかわかりませんが、
日本でもけっこうたくさんあるみたいです。
日本のエコビレッジデータベース「エコビレッジ」は、科学を否定してただ昔の生活に戻るだけだ
という印象を持つ人もいると思いますが、必ずしもそうではなく、
自然エネルギーなどのように科学技術がさらに発達することで、
環境にかかる負荷はより少なくなっていく場合も多々あるわけですから、
むしろ科学技術は大いに利用すべきで、
技術の進歩はとても望ましいという立場でもあると思います。
そういう意味でも私は、「エコビレッジ」は未来型社会だと思っています。