2010.04.05 Monday
大鹿ふりだし塾
長野県は大鹿村という南アルプスの麓にある自給自足の塾、「大鹿ふりだし塾」で
昨年11月からつい先日まで4カ月とちょっと居候させていただき、
いろいろな経験をすることができました。
4カ月前の前回のブログでも書いたように、
私は将来自分の家を自分で立てたり、
家の修復を自分でできるようになりたいという思いから、
建築に興味がありふりだし塾の門を叩いたわけですが、
幸運にも新しく建設を始めた八角形のログハウス(通称八角堂)の
床下の基礎の段階から関わることができました。
チェーンソーの使い方に始まり
最終的にログを床上2、3段くらい積んだところまで仕上げて、
他に窓の入れ方や二階や屋根の作り方などは今のところわかりませんが、
ログハウスなら自分でも作れるのではないかと思えるまでになりました。

床下完成

ここまで仕上げてきました
ふりだし塾ではその他ゲストハウスとしてオープンさせる予定の、
近くに所有している古い民家の修復作業も同時進行していて、
床下の大引きや束などを直して床を張りなおす作業を経験しました。
こんな感じで4カ月間建築作業の日々を送り、
わざわざ高いお金を払って業者に頼んだりしなくても、
自分でできるんだというか、
本当に自分でやっちゃっていいんだと思えたことが
大きな発見であり、大きな収穫でした。
ふりだし塾では建築以外にもいろいろ経験させてもらいました。
とりあえず毎日の日課として朝と夕方、
ヤギと鶏とウサギのエサをあげて、ヤギは乳も搾ります。
ヤギ乳はそのまま飲むというよりも
パニールというチーズのようなものに加工して、
それを料理に使ったりしていました。
朝食はパンを薪ストーブの上でトーストして食べるという感じで、
都会のあわただしい朝を毎日過ごしている人からみれば、
とても贅沢な光景だったと思います。
朝食のパンは手作りで、私も何度か作る機会がありました。
天然酵母、全粒粉、小麦粉を使用して、無水鍋で焼くパンです。
パンにぬるジャムも自家製で、
りんごジャム、苺ジャム、キウイジャム、マーマレードなど種類も豊富で、
どれもとてもおいしかったです。
私がいた期間は主にりんごジャムを作っていました。
砂糖を多めにしてしっかり密封できていれば何年も保存できるそうです。
自分のところでとれた無農薬の米や野菜、卵などをふんだんに使った料理や
キムチなどの漬物類、野草を絶妙にブレンドした野草茶など、
本当においしく、贅沢な食生活をさせていただきました。
クリスマスのときには飼っていたウコッケイを絞めて食べたり、
年越しそばも自分たちで粉から打ったものを食べたりしました。
その他、キノコ栽培に使うために敷地内の木をチェーンソーで倒したり、
薪割り、肥担ぎ(自分たちの糞尿を畑にまく)、
玉ねぎとあかねの草木染め、わらぞうり作りなどなど、
今思い出せるだけでも盛りだくさんです。
特に私の場合、草木染めやわらぞうり作りをきっかけにものづくりの楽しさを知り、
創作意欲にまかせるままに他にも、とうもろこしの皮で作ったミニぞうり、
ジュートのわらじ、ジュートのベルト、竹製ディジュリドゥ&ケースなど
いろいろなものを作りました。
そのたびに快く材料を提供してくださったので
のびのび作ることができとても感謝です。

ジュートで作ったわらじ
これからの季節は畑作業がメインになるということで、
生活リズムも少し変わるのでしょうが、
私は今回ゆったりとした時間のながれの中で、
雪景色と氷点下の寒さと薪ストーブの温かさに包まれた
冬のふりだし塾で生活できてとてもよかったと思っています。
また、たくさんの個性的で素敵な人たちとの出会いも、
ふりだし塾の魅力です。
ぜひまたあそびに行きたいです。
興味がある人はのぞいてみてください↓
大鹿ふりだし塾
昨年11月からつい先日まで4カ月とちょっと居候させていただき、
いろいろな経験をすることができました。
4カ月前の前回のブログでも書いたように、
私は将来自分の家を自分で立てたり、
家の修復を自分でできるようになりたいという思いから、
建築に興味がありふりだし塾の門を叩いたわけですが、
幸運にも新しく建設を始めた八角形のログハウス(通称八角堂)の
床下の基礎の段階から関わることができました。
チェーンソーの使い方に始まり
最終的にログを床上2、3段くらい積んだところまで仕上げて、
他に窓の入れ方や二階や屋根の作り方などは今のところわかりませんが、
ログハウスなら自分でも作れるのではないかと思えるまでになりました。

床下完成

ここまで仕上げてきました
ふりだし塾ではその他ゲストハウスとしてオープンさせる予定の、
近くに所有している古い民家の修復作業も同時進行していて、
床下の大引きや束などを直して床を張りなおす作業を経験しました。
こんな感じで4カ月間建築作業の日々を送り、
わざわざ高いお金を払って業者に頼んだりしなくても、
自分でできるんだというか、
本当に自分でやっちゃっていいんだと思えたことが
大きな発見であり、大きな収穫でした。
ふりだし塾では建築以外にもいろいろ経験させてもらいました。
とりあえず毎日の日課として朝と夕方、
ヤギと鶏とウサギのエサをあげて、ヤギは乳も搾ります。
ヤギ乳はそのまま飲むというよりも
パニールというチーズのようなものに加工して、
それを料理に使ったりしていました。
朝食はパンを薪ストーブの上でトーストして食べるという感じで、
都会のあわただしい朝を毎日過ごしている人からみれば、
とても贅沢な光景だったと思います。
朝食のパンは手作りで、私も何度か作る機会がありました。
天然酵母、全粒粉、小麦粉を使用して、無水鍋で焼くパンです。
パンにぬるジャムも自家製で、
りんごジャム、苺ジャム、キウイジャム、マーマレードなど種類も豊富で、
どれもとてもおいしかったです。
私がいた期間は主にりんごジャムを作っていました。
砂糖を多めにしてしっかり密封できていれば何年も保存できるそうです。
自分のところでとれた無農薬の米や野菜、卵などをふんだんに使った料理や
キムチなどの漬物類、野草を絶妙にブレンドした野草茶など、
本当においしく、贅沢な食生活をさせていただきました。
クリスマスのときには飼っていたウコッケイを絞めて食べたり、
年越しそばも自分たちで粉から打ったものを食べたりしました。
その他、キノコ栽培に使うために敷地内の木をチェーンソーで倒したり、
薪割り、肥担ぎ(自分たちの糞尿を畑にまく)、
玉ねぎとあかねの草木染め、わらぞうり作りなどなど、
今思い出せるだけでも盛りだくさんです。
特に私の場合、草木染めやわらぞうり作りをきっかけにものづくりの楽しさを知り、
創作意欲にまかせるままに他にも、とうもろこしの皮で作ったミニぞうり、
ジュートのわらじ、ジュートのベルト、竹製ディジュリドゥ&ケースなど
いろいろなものを作りました。
そのたびに快く材料を提供してくださったので
のびのび作ることができとても感謝です。

ジュートで作ったわらじ
これからの季節は畑作業がメインになるということで、
生活リズムも少し変わるのでしょうが、
私は今回ゆったりとした時間のながれの中で、
雪景色と氷点下の寒さと薪ストーブの温かさに包まれた
冬のふりだし塾で生活できてとてもよかったと思っています。
また、たくさんの個性的で素敵な人たちとの出会いも、
ふりだし塾の魅力です。
ぜひまたあそびに行きたいです。
興味がある人はのぞいてみてください↓
大鹿ふりだし塾

category:自給自足