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サバイバルキャンプ@西表島【序章】

約4ヶ月間に及ぶ西表島でのきび刈りが終わった後もすぐには移動せず、
私はある目的のためにしばらく島に残りました。

その目的とは、西表の大自然の中でのサバイバルキャンプです。

今回の西表島行きの本来の目的は、実はきび刈りではなく、
このサバイバルキャンプにありました。

ふつうは、きび刈りに行ったついでに
のんびりキャンプでもしようという流れだと思いますが、
私の場合はきび刈りがついでです。

せっかくはるばる西表に行くんだったら、ついでにきび刈りもやってしまえ!
みたいな感じでした。


きび刈りについてはこちらの記事を読んでいただくとして、
それ以前に、そもそもどうして西表島でサバイバルキャンプなのか。



まず、私には、

自然に溶け込みたい! 
自分も自然の一部だということを常に実感していたい! 
いつどんな状況でも自然を味方につけたい!

というニュアンスの強い欲求があります。

ちなみに、昨年、熊野古道の大峰山脈を縦走したのも、
こうした欲求が少なからず関係していると思います。


この欲求が以前にも増して強くなったきっかけがいくつかあって、
その一つが、トム・ブラウン・ジュニアの「ヴィジョン」という本です。

子ども時代のトム・ブラウン・ジュニアが
ネイティブアメリカンの古老から彼らの叡智を学んでいき、
次第にスピリチュアルな世界を生きるようになる話。

ここ数年で読んだ本の中でも特に印象に残っています。

ぜひ一読をおすすめします。すごい本です。


そして、昨年のニセコでの生活でも、
自然の中で生きるたくましさを強く意識しました。

他にもいろんな経験がきっかけにはなっていると思いますが、
まあこんな感じで必然といえば必然な流れで、
とりあえず「サバイバルがしたい!」というところに行きついたわけです。



さて、西表島は、日本のアマゾンと形容されることもあるように
島の90%が亜熱帯のジャングル(原生林)に覆われていて、
特別天然記念物のイリオモテヤマネコをはじめ、
固有種の動植物や、豊かな植生にあふれていることから、
島の観光パンフレットなんかには、東洋のガラパゴスと書かれていたりもします。

西表島のことは何度か友達から聞いていて、
ジャングルがすごいとか、季節によって山や海の幸がとれるとか、
島のあちこちでテント暮らしをしている人もいるという話も聞いていました。


そして今回ぼんやりと、サバイバルがしたいと思ったときに、
友達から聞いていた西表のことがすぐに頭をよぎり、
いよいよ自分も西表島に行くときが来たかな、と思ったのです。


西表にはきび刈りで何度か行っていたその友達に、
きび刈りの仕事先について電話で聞いてみたところ、
知り合いの農家に聞いてみてくれるという話でした。

早速、翌日に友達から電話があって、話によると、
前日私が電話した数時間あとに、あてにしていた知り合いの農家さんから
いきなり何の前触れもなく電話がかかってきて、

「今年誰かきび刈りやりたい奴いないか?」と。


そんなちょっとしたシンクロがあったりして、今回の西表島行きが決まりました。



西表には島を縦走するルートがあることは聞いていたので、
とりあえず、縦走は必ずやることと、
人が住みついているというどこだかの廃村にも行ってみたい。

あとはどこかあまり人が来ないような山の中で、
キャンプしながら生活してみたい。

島に行った当初はこんな感じのざっくりとした計画があるだけでしたが、
きび刈りをやっていた4ヶ月の間にいろんな話を聞いているうちに、
だんだん具体的なルートが出来上がって行きました。


最終的に計画したルートは、まず大富を出発して浦内川までの縦走と、
陸の孤島船浮から網取、崎山を経由して島の西側の海をひたすら歩いて鹿川へ。
そこから、南岸をまたひたすら歩いて南風見田まで戻ってくるというもの。


縦走に関しては、実際に行ったことある人の話を聞いたり、
営林署で地図をもらえるという情報をゲットして、地図を手に入れたので、
まあなんとかなるだろうと思ってました。

ちなみに、縦走する際は営林署と駐在所に事前に届け出をして、
入山計画書を提出し、戻ってきたらまたその報告が義務付けられています。

これはそれだけ遭難する人が多いからで、
きび刈りで住み込みをしていた農家の親方をはじめ島の人たちにも、
行くなら届け出をしていけとしつこく言われました。


・・・が、私は届け出をしたとウソついて無断で決行!!

Sさん、ウソついてすみませんでした!

ただ、それにはちゃんとした理由があります。


★理由その1 計画なんてたてられない。

私は、縦走の途中でどこかいい場所があったら
そこで気が済むまでキャンプしたいと思っていたので、
あらかじめ計画などたてられませんでした。

★理由その2 単独行は禁止されている。

これは計画書以前の問題ですが、単独での縦走は禁止されていて、
営林署に届け出を出したところで許可が下りないのです。

中には、縦走仲間をキャンプ場などで探すまじめな人もいるみたいだけど、
私ははなから無断で行こうと思ってました。


さて、地図も手に入れたことだし縦走は何とかなりそうな感じでしたが、
島の西側の海を周るルートはまったくの未知の領域で、
ただ一つわかっていたことは大潮の干潮時をねらって行く必要があるということくらい。

情報が少なく漠然としすぎていて、
本当に行けるのだろうかという不安が少々ありました。


しかし、私にとっては毎度のことですが、なぜか不思議と道は開かれるもので、
この時もそんな不安をやわらげ、行けそうな気にさせてくれる出来事があったのです。


きび刈りも残すとこあと10日くらいという日の休日。

天気もよかったので、午後から下見がてら南風見田の浜に出かけてみることにしました。

南風見田の浜周辺は一見何事もないように見えますが、
ちょっと注意して見てみると藪の中のいろんな場所に、
目立たないようにひっそりといくつもテントが張ってあります。

なかには、さとうきびの季節に製糖工場で働いて、
何年もそこでテント生活をしている人もいたりします。


そんな藪の中をちらちら眺めながら、
浜伝いに西へ向かって南風見田のさらに奥へしばらく歩いて行くと、
アドベンチャーガイドみたいな恰好をした人が一人で釣りをしていました。

普通の観光客はこんなところまで来ないし、
そうかといって地元の人のような感じでもなく、
でもこの辺のことをよく知っていそうな雰囲気もあって、
自分でもよくわからないけど何となく声をかけてみました。

そのおじさんはこの浜で2ヶ月くらいキャンプしながら釣りを楽しんでいる人で、
いろいろ話してみると、なんと私がこれから行こうとしている
西側の海沿いも歩いたことがあるということがわかりました。

私がそのことについて質問を重ねていると、
例のごとく藪の中に張ってあるその人のテントに招かれ、
たくさん書き込みのしてあるねんきの入った西表島の地形図を広げて、
水場の位置や、キャンプ適地、一部リーフが切れているところの迂回ルート、
その他注意が必要な場所いろいろ、
さらに潮見表を見ながら、次の大潮だったら何日から何日までがいいとか
移動するのは干潮前後2時間くらいがベストなどなど、
他にもあげればきりがないほどとても詳細な情報を教えてくれました。

おじさんは毎年この時期に西表に来ているらしく、
つまり、経験豊富なベテランだったのです。

実際にこのルートを歩いているとき、
いろいろな場面、場所でこの人の一言一句につくづく感謝しました。

西表ナイヌ浜の奇岩
おじさんがテントを張っていた浜(ナイヌ浜)にあった奇岩



こんな不思議な一期一会も手伝って、
今回のサバイバルキャンプの準備が整ったというわけです。


サバイバルキャンプ@西表島【山編】へ続く
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Posted by Homa | comments(1) trackbacks(0)
comments
すご〜い!
その海岸沿いを歩くルート道が分からず断念した人のブログを2人ぐらい見たよ〜!
ラッキーだね〜(^○^)
ちさと | 2013/03/23 11:00









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